
あらすじ
『 ――僕には、かけない。』
父が愛したのは、母でも自分でもなく一冊の小説とその作者だった。
都会で腐っていた大企業の御曹司・羽冠光は、憧れと反発に駆られ、筆を折った老作家・海野藻草に挑戦する。『あなたを振り向かせられる小説を、きっと書いてみせます!』『僕の小説が気に入ったらまた書いてください!』彼のひたむきな頑張りは、不器用な老作家との間に不思議な友情を生み出していく。しかし、彼の父羽冠静は息子の自我の獲得を許さなかった。
これは、一人の人間が人として自分と向き合う物語。
(BL要素を含みます)
主な登場人物
羽冠光(うかんひかる)
主人公 世界的コングロマリット、カンパニーの御曹司。辺境の町に島流しにされる。
ワン・イーファン
光のボディーガード
光と共に島流しにされる。
羽冠静(うかんしずか)
羽冠光の父親 カンパニーの会長
昔は編集者だったらしい。
海野藻草(うみのもぐさ)
一作の伝説を残し都会を去った小説家
寂れた砂礫の町に隠居している
海野クリス(うみのくりす)
藻草の孫(養子)、サツキの兄。賢い。
砂礫の町で町長の秘書をしている
海野サツキ(うみのサツキ)
藻草の孫(養子)クリスの妹。怪力。
ガソリンスタンドで働いている
創作団とその団長(そうさくだん)
過激な思想を持った創作者の集まり。
暴走族のようにあらゆる人たちに
迷惑をかけている。団長は演説が得意。
もくじ
chapter.1
01.『よみかき!』の爆散
02.誘拐
03.父さんのシワ
04.世界の果てへ
chapter.2
01.忘れられた人間
02.海野家
03.悲劇のヒーロー気取り
04.NEET
chapter.3
01.ライトノベル
02.初稿
03.無力な子ども?
04.Look at me.
chapter.4
01.心という石の裏
02.彼との約束
03.ホットワインの夜
04.何のために
chapter.5
01.ガソリンスタンドにて
02.僕の物語
03.夢の終わり
04.約束
