4.主な登場人物の名まえとプロフィール
主な登場人物の名まえと 詳細なプロフィールの設定です
かなり長いです。長大な設定集です!
じっくりゆっくりご覧ください
海野藻草(うみのもぐさ)
男性 / 年齢不詳 / 一人称:私
シックザールの街のただ1つの電気屋の親父。 クリスとサツキの祖父(ということになっている)。 わりと常識人。劣悪な家庭環境で育ち、17の時に学費滞納で高校を中退させられ、 デカい公園の崖から飛び降りて自殺しようとしたところを マンジカンパニーの羽冠静会長(当時社長)に止められたのが縁で マンジカンパニーに入社。 静を心から愛していたが、0043室の “23年前の件”があり、 クリスとサツキを連れて静と袂を分かつ。社内では23年前の件は 一部の人間しか知らない極秘案件扱いになっており、 記録ごと存在を抹消されているらしい。
Tips: 身だしなみに無頓着すぎるとよくクリスに叱られるので仕方なく 髪を縛っているらしい。人前で手首を見せたり、手袋やサポーターを外すことは めったになく、夏でも長袖を着ている。
海野クリス
男性 / 23歳 / 一人称:私
サツキの双子の兄。シックザールの街の市庁舎で働いている。 若くして年老いた市長の秘書の1人であり(というか1人しかもういないけど) 優しい市長にも住民たちからも信頼を置かれている。 頭が非常に良く、なんでもすぐに覚えてしまう。 やたらお洒落好きでいつもなんだかよくわからない時代の服を着ている。 優しすぎる所があり、いつも何かに心を痛めてしまう性格。 他人との争いを好まない。いつも自分が折れてしまうことはよくないと気にしている。
Tips: ボードゲームが好きだけど、対等に遊べる友人があまりいないとか。 兄弟仲は良く妹のことは「サッちゃん」と呼んでいる。 彼女に化粧を施したり服を選んだりしたくて仕方がないが、 嫌がられるので我慢している。
海野サツキ
女性 / 23歳 / 一人称:あたし
クリスの双子の妹。シックザールの街にある唯一のガソリンスタンドで働いている。 童顔に見合わぬ怪力の持ち主で、子供の頃から周囲の人たちから少し恐れられていた。 その他にも身体能力が高く、測定不能な値を出すほどの強い視力、聴力、 ジャンプ力……等を持っている。心優しい性格だが、 思春期に学力優秀な兄と比べられ周囲の人たちから気を使われていたことが 辛かったため、唯一のガソリンスタンドの唯一の店員として 孤独に生きることを選んだ。
Tips: ガソリンスタンドには3日に1回くらいしか客が来ないとか。 付けているカチューシャは兄からの贈り物。汚れないように大切にしている。 兄のことは大切に思っており「お兄ちゃん」と呼んでいる。
羽冠静(うかんしずか)
男性 / 永遠の23歳♡ / 一人称:私
巨大コングロマリット、軍産複合体……なんだかよくわからないくらいでかくて 社会に欠かせなくなってしまうくらい生活や政治に食い込んでしまった企業、 「マンジカンパニー」の会長。社長に上り詰めたての時にたまたま アイスクリームが食べたくなって立ち寄った公園で、 がけから飛び降りて自殺しようとしていた海野藻草と出会った。 優秀な藻草の支援をして高校を卒業させ、マンジカンパニーに入らせて己の武器にし、 様々な功績を上げた。藻草と静は「伝説コンビ」として 社の一部からは恐れられている。飄々とした掴みどころのない性格な上に、 無駄にフットワークが軽い……というより、直ぐにフラフラする 落ち着きがない性格でとても社長に見えないし思えないらしい。
Tips: 蕎麦も好きだけどうどんも好き。 以前は大衆食堂で同僚たちと語らいながらそばうどんを手繰るのが 好きだったが今はそうもいかない。だが先日新人と間違えられて 工場で働いてしまう事件があり、同僚(?)たちと食堂でそばを 食べてご機嫌だったのだが秘書から大目玉を食らった。
羽冠光(うかんひかる)
男性 / 23歳 / 一人称:僕
羽冠静の息子、マンジカンパニー6代目社長。 性格はお人好しでおっとりしていて優しく、商売人に向いていないと称される程。 あの男の何処を抽出したらこの子が生まれるのかとささやかれているが、 本人が一番不思議に思っている。母は幼いころに蒸発してしまい、 デカい家で使用人たちに育てられた。 静会長が遊び相手兼ボディガードとして連れてきた、 ワン・イーファンだけが心から信頼できる相手だった。 ある日インターネットで0043室の件を知っている “妙に親切な奴” に出会い、 スズキ元研究員とメールをすることになる。 父と藻草の伝説コンビのことを聞くと複雑な気持ちになってしまう。 藻草と父が仲良くしているのを見ると心がざわついたりすることに戸惑っている。
Tips: 自己肯定感が低く、「自分が生きていられるのは、殺されなかったからだ」 と常日頃から考えている。イーファンの前では強がっているが本当は寂しがり。 0043事件があってもなお対等? に接し、助けてくれた藻草に 父親への憧れとも恋心とも親愛ともつかない感情を抱いてしまう。
ワン・イーファン
女性 / 29歳 / 一人称:私
羽冠光の遊び相手兼ボディガードとして6歳の頃から光の傍に居り、教育を受けている。 冷静な性格でめったに感情を表さないが、光のことになると取り乱すこともある。 彼女が5歳の頃に静が色々あって彼女を助けたらしいのだが、 彼女はそのことについてあまり語りたがらない。 光のことをとても大切に思っており、生涯をかけて光を守り、 静に恩返しする事が自分の存在意義だと思っている。 スズキ元研究員に関する “最初の事件”も、光のどうしてもを 聞いたせいで起きてしまった。 二つのお団子にしているのは、光が可愛いと言ってくれたから。 しかし最近は光を大切にしない静の言動に不安を抱いている。
Tips: 海や、水がたくさんある所が怖いらしく、 あまりそういう場所には行きたがらない。 光がそのことを知っていて、それとなく意思を尊重してくれていることに 感謝している。ふと遠い目をすることがあるが本人は気づいていない
スズキ元研究員
男性 / ♡☆※◆□歳 / 一人称:私
元マンジカンパニーの研究員。元0043研究室所属。 光と静を逆恨みしており、色々な問題を起こしたりちょっかいをかけてくる。 優秀な科学者だったが、人間性に問題があり、経歴も黒くなり、 裏社会入りしてしまった。 0043室勤務時代、上司だった藻草のことを慕っていたが、 藻草と静の間にはとてもではないが入っていけないと思っていた。 藻草と静と三人で他愛のない話をすることが、スズキの人生でただ一つの幸せだった。 ある日海野藻草と静の間に亀裂が入り、藻草が辞職してしまう。 静も居なくなり、他の研究員たちも出て行く中、心がからっぽになったスズキは 怒り狂い、他の職員たちをだまして「三人目の命」を産み出してしまう。 処分するべきだと主張する静を振り切って彼は三人目の遺伝子改造人間の赤ん坊を連れ 彼は失踪した。
Tips: 二つ結にしているのは。彼があまりにも沈んでいた時に藻草に 「もっとあかるく行こうよ、髪の毛を結うとかさ」と言われて励まされたから。 二つ結びにしたら二人が笑ってくれたので、それ以来ずっと二つ結にしている。
???(スズキ元研究員の部下)
女性 / 23歳 / 一人称:私
スズキの元で働く、3人目の遺伝子改造人間。 スズキに育てられ、苦労して生きてきたせいか、深く暗い目をしており、 まったく笑うことがない。スズキからは名前もつけられていないらしく、 おいとかおまえとか呼ばれている。 クリスとサツキのことは知っているが、敵だとは考えていない。 スズキの恨みについては冷静に考えており、すべて逆恨みだという事も理解している。 それでもスズキと暮らしてきて「いい思い出もあったから」、 スズキのためになろうと思っている。